薬をほぼ使わなかった4年間で取り組んだ事と考え方【運動編】

私が回復のためにやってきた事

続きまして、運動です。

運動は出来るならしたほうがいいですよ。

ちょっとしたことからでもいいので、もちろん、継続的に。

ちゃんと人間らしくなれます。

目次

③運動は最高の回復

実際私は運動の効果は絶大だったと思っています。外に出れない時は家の中で、そして、少しでも出れる様になったら外でを繰り返していました。

日常で動く(散歩・とにかく歩く)

とにかく歩きました。出れる様になって嬉しかったのもあると思います。

家から出れなかった私が回復できたのは、少しづつ外に出るという行為を毎日欠かさなかったのもあると思います。

距離を少しずつ伸ばして1日平均1万歩以上歩いてました。

もう、外に出るのが最高過ぎて。

下画像は1年経ったくらいの毎日の歩数で、完全に散歩だけのデータです。

ちなみに朝散歩が大事ってきいたことありませんか?

私は夜歩いた方が圧倒的に多く、気分が良かったです。

夜の雰囲気が好きなのと、雑音がなくすごく気持ち良かったので。

太陽浴びながら歩くの身体に良いと思いますが、私は心地いいを優先してました。

兎に角歩く

ちなみに、これ▼が倒れた時、パニック障害不安障害発症した月の前後の記録です。

当初パニック

アプリを奇跡的に前の月に入れるという奇跡。笑

8/3の夜に倒れて次の日休み、そこから2週間働いて完全に出れなくなりました。この話はプロフで話してます。

歩数計アプリすごいでるよね、おすすめです笑

いやーこの時は本当に部屋から出てませんでしたねー(0もあるし)

ただ、当初は徐々に歩数を増やす意識というよりは、出れる距離を伸ばしていったって感じです。

ちなみに今はバリバリランニングしてます。

トレーニング(ストレッチ・背骨コンディショニング・自重トレ・ジム通い)

当初、歩くとともにやってたのはストレッチと、背骨コンディショニングです。

身体が外に向かない時

  • ストレッチ
  • 背骨コンディショニング

実は某有名メジャーリーガーが自律神経失調症の様な症状で悩まされていた時に、背骨コンディショニングをして調子が上がった話をyoutubeで語ってたんですよね。なので私も「これだ!」と思い始めました。

ストレッチや背骨コンディショニングのおかげで身体の痛みはなくなりましたね。

ただ、パニック障害不安障害の回復に良かったかは分かりません。

家でも出来る

  • 自重トレ
  • ジム通い

自重トレと筋トレをしました。筋トレはほんとにいいですよ、ムキムキではなくしなやかに生きましょう。

筋トレはですねーーーー皆さんがする理由分かりましたね。

効果あったと実感できます。

強度を上げる(坂道ダッシュ・ランニング・バッティングセンター)

強度な運動は私には本当にあってました(無理は禁物ですが)

特に坂道ダッシュおすすめです。

はじめは、坂道まで行けませんでした。笑

走ろうと思っていた坂道と私の家の間をちょうど工事をしてて。

その工事現場の横を通ろうとすると不安から動悸がしてた日もあります。

このレベルでした、最初は走るどころか外にある当たり前にかなりビビり散らかしてましたね。

初日は坂道まで行けずに帰ってきましたね。

ただ、すこしづつ坂道まで行けるようになって、1本、2本とダッシュ数を増やしました。

ちなみに、パニック発作時の「心拍上昇・息切れ・胸の圧迫感」って、身体的には運動中の反応とほぼ同じ生理現象なんですよね。

  • 運動中:脳が「これは安全で目的のある活動」と認識 → 恐怖信号が出ない
  • パニック発作時:脳が「これは危険な異常事態」と誤認 → 恐怖信号を増幅

身体の反応としては同じことが起こる。

要するに、「心拍上昇・息切れ・胸の圧迫感」が危険ではないと再学習するとともに、身体反応=恐怖という条件づけを解除みたいな感じになってたみたいです。

昔(敏感になってた頃)

  • ちょっと心拍が上がる → 脳「やばい!発作かも!」
  • 扁桃体がフル稼働 → 交感神経MAX → 本格的なパニック発作へ

今(再学習後)

  • 心拍が上がる → 脳「これは運動や軽い興奮のせいだな」
  • 前頭前皮質がブレーキ役 → 扁桃体は静か → 発作にならない

身体の反応は残るけど、「意味づけ」が変わってアラームが鳴らなくなる感じ。

私は、なんかまだ自信ないけど、家からそれなりに自由に出れる様になった時くらいに坂道ダッシュ始めました。

なぜ坂道ダッシュを始めたかと言うと、走りたかったんですよね。無性に。

実際走ってみると、心拍数爆上げの、交感神経が完全にオン、心臓がバクバクしている感じ、そこに生きてる感じがしたのと、自分でコントロールして興奮状態ををリラックスして落ち着かせていく。これがまた私には良かったと思っています。

この坂道ダッシュのおかげで私は動悸に対する恐怖がなくなったというよりは、動悸が出なくなったんですよね。出にくくなったというか。上手く書き換えられたのかなって。

擬似発作をコントロールできるという安心、運動で身体が健康的になる(疲れない)という実感で自信にもつながりました。

一番は走る事が気持ち良かったんですよね。

余談

ある日、「運動がしたくてしているのではなく、しなければ治らない」と思ってやっていた事があったんですよね。

これお勧めしません。

私はかなり運動がストレスになっていた事が当初ありました。

自分の身体は運動をしないから良くないんだと決めつけて、運動しない自分を肯定できないというか…

これ完全にアウトです。

回復から遠ざけるどころか身体不調でした。

なので、運動したいと思った時はしましょう。

最初は靴を履くだけでも全然OKだと思います。私は靴だけの日ありました。

大事なのは、気持ち良く運動をする事です。

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※このブログサイト内に書かれている発言や文章は、パニック・不安障害(重症化)を経験した私個人の体験に基づく記録や感想です。医学的な根拠や治療効果を保証するものではありませんが、同じような状況にいる方にとって、少しでも気づきや手助けになればという想いで書いています。医療や薬を否定する意図はまったくありません。それぞれに合った選択があると思っています。症状や治療については、必ず専門の医療機関にご相談ください。

りんごの部屋

リンゴノヘヤ

この先は、「パニックリンゴ」にも書いていない、検索しても出てこない回復のリアルがあります。情報も、プライベートも、仕事での揺れも、心が折れそうになった瞬間も...、もっと私のありのままを綴っています。そして、クスっとなるような楽しい、笑える場にもしたいと思っています。音声も動画も。

パニック障害・不安障害で今を生きるのがしんどいかもしれないあなたが「自分だけじゃない」と安心できるように。ここでしか得られない小さな希望と、ささやかな気晴らしの場所です。

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