薬をほぼ使わなかった4年間で取り組んだ事と考え方の話【生活習慣編】

4年間で私がやってきた事について話していきます。

私はもちろん順調に回復したわけではありません。

いやー試行錯誤であっちいったりこっちいったりでしたね。

目次

4年間時系列

発症から3ヶ月(絶望期)

不安と発作に振り回されて外出もままならず、「このまま一生続くのでは」と絶望していた時期。心も体もボロボロになりながらもがむしゃらに身体に良いと言われる事をしてた感じ。家から完全に出れなくなるのもこの時。

発症から1年(基盤づくり・回復期)

兎に角まずは土台を作ることに集中。とにかくあせらずゆっくり身体を労るフェーズへ、少しずつ回復の手応えを感じ始めて、体調が良い日も確実にあった感じ、楽しい心地いいを増やしていく。家からも出られるようになり希望が見える。

1年~2年(調整期)

明らかに発作がなくなり、外出や行動範囲が広がる。とにかくあせらずゆっくり身体を労るスタンスは変えていない感じ。不安がほぼ出なくなり、発作はこの1年ほぼ出ていない事に気づく。2年が経過する前に終盤、初心療内科へ

2年~3年(発作出なくなった期)

初めて専門医に話をきいてもらい、頓服をもらった事により、今までやってきた事が間違ってなかった事が判明。自信とプラスして尚更強みがます。不安と、発作はほぼなくなり、発作予備軍もでてこなくなる。自分で生活出来てる感じ、「普通」を取り戻せるたような感覚になる。前よりも圧倒的に気持ちのいい生活が出来るようになる。

3年~現在(安定期)

発作はゼロ。不安すらでてこない。再発への恐怖も消え、毎日を完全に楽しめるようになる。たとえ今不安が来ても「お、心が休憩を求めてるんだな」と少し楽観的に捉えれる自信あり。といいますか、多分もう発作は来ない。ストレスと思う事のアンテナや、自分を労ってきた4年間で自分大切にするセンサーが最強になりつつある。

順調そうに見えますが上がったり下がったりを繰り返して登っていった感じ。

人によっては数か月で落ち着く人もいれば、もっと時間がかかる人もいます。

では、どの様にして私は回復していったのか。

どんな感じで回復していったか

STEP
土台をある程度作る

とりあえず健康意識してベースをある程度作る

STEP
自分を知る

ベースがある程度作ってる最中も自分のストレス、再度好きや心地いいを知る

STEP
激甘で生きる

自分に甘く、やさしく、気持ちよく生きる。あなたの中に激甘甘太郎爆誕させます。

激甘甘太郎

これが私の回復ステップです。これを繰り返す感じ。

ここで書かれている内容は「効果があった”かも”しれない」私の行動と変化です。

乱れた自律神経をまずは正常に近づけるためにやったこと=いわゆる土台作りになります。

正直、体の中で「何がどう作用したのか」を断定はできません。

ただ一つ言えるのは、「特定のこれをやったから回復した!」という単純な話ではないということは確かです。

いくつもの要素が重なって、少しずつ回復していったんだと、そして、急にあれ治った?みたいな感覚があって…

なので、私が意識的に変えた事をほぼ全て書いております。

今の私は、「調子がいい」「心地いい」と思える習慣や思考で暮らしています。

私が回復のためにやってきた事

私のやってきたことを大きく分けると、次の6つです。

こんな感じです。

それでは、まずは「生活習慣編」から回復につながったであろう事、やってきた事です。

あなたにとって回復につながる補償にはなりませんが、ヒントにはなるかもしれません。

①生活習慣は大事

睡眠の改善(最高の睡眠)

私はパニック障害・不安障害になるまで「寝れればOK」と思っていました。

ただ、睡眠を意識したら実際ほんとに変ります。圧倒的に。そして回復につながったと私は思います。

「良質な睡眠」の定義ってわかってなくて(個人で違う)、個人の感覚かなって思います。

おすすめなのは、睡眠に良いとされる事、噂を意識するよりは、睡眠に悪い事をさける方が圧倒的におすすめです。

実際にデータをとるのもありだと思います。私は取ってましたが、データにとらわれ過ぎて良質な睡眠がとれなかったんですよね。なんかもっと楽に寝たいというか。

因みに、私が行った睡眠改善は以下です。

  • とにかく寝る時間を確保する
  • 不規則ではなく睡眠に規則性をもたせる
  • 自分にあった寝具の見直し
  • 寝る空間の見直し
  • 睡眠に悪い事はしない

まずは量、そして、質、寝具の見直し、部屋の見直ししましたねー

私にとって一番良かったのは寝具もそうですが、毎日の睡眠に規則性を持たせることがかなり身体が変わります。あとは寝る前がすごく大事。

たくさん寝ていいです。

まずはいっぱい寝て下さい。

寝ると何も考えなくて良いし回復するしで最高です。睡眠は回復につながりますよ。

デジタルデトックス

SNSは完全にやめました。これ凄くすっきりしたんですよね。

そして、日本では当たり前のように使っていたLINEもやめました。

意外なことに、LINEはすっぱりやめれましたね。

とにかく、デジタル断捨離しました。

それこそスマホが脳に与える影響を知ったのもありますが、人と無理に繋がっている事が私にとってストレスだったんだと気付いたので、リセットしました。パニック障害不安障害の原因とも思ったので。

日本でLINEをやめる事、めちゃくちゃおすすめです。

私はやめた事ですごく良かったと思った事が2つあって。

  • めちゃくちゃすっきしりした事
  • 繋がる人は繋がる

この当たり前の2つに気づきました。なんていうか自分の事をもっと大切にしたかったんですよね。

自分にとってデジタルでの人との繋がりがいるのかとも思ったのと、LINEで繋がっていないと続かない関係って本当に必要か?と思い、いったんリセット。仕事関係も昔からのつながりもすべて。

面白い事に、やめても繋がる人とは繋がりますし、自分の事を大切に思ってくれる人は是が非でも連絡くれます。

すっごく極端な行動かもしれませんが、意外にいいんですよね。

大切にしましょ、自分の事。

外ではなく、内側です。

タバコをやめる

タバコを吸ってる方だけ。

これは回復するというか、身体によくないですよね。どう影響してるかわからないのでやめました。

吸ったことある人なら「タバコを吸わない事でストレスが増えるなら、それはやめるべきではないかもしれない」という言葉聞いた事ありませんか?

吸った事はない人は聞いた事ないかもしれませんが、なるほどと思いますよね。

吸うよりストレスをためる方が悪いみたいな。

でもこれは、吸ったことがない人か、やめられなかった人の意見だと私は思います。

私はもともとヘビースモーカーで、1日1箱以上の紙たばこを吸っていました。

愛してやまなかった金マルとキャス5。

電子タバコは経験なしです。

タバコを辞めてストレスになった事はありませんし、外来にも通ってません。

やめた日から吸った事もないですね。

タバコを吸えないストレスとかあるわけもなく、身体に悪影響なものを入れ続けてた自分に腹が立って、それがパニック障害不安障害の原因だったんじゃないかとか思いだしたらすんなりやめれましたね。

結果的にいい感じにやめるきっかけになったのですが、私が思うにタバコはパニック障害不安障害に関係ないとおもいます。

タバコいよるニコチン依存はパニック障害不安障害に関係あると思います。

私にとってタバコは「原因」ではなく、「きっかけ」だったかもしれないですね。

生活環境の一変

これもデジタルデトックスと一緒ですね。

生活における今までストレスと感じてなかったことがストレスだったのかもと、生活環境見直しました。

自分住んでる部屋だったり、持ち物だったり、家具だったり、オブジェだったり。

その結果、引っ越ししたりしました。

引っ越しをし、環境を変える中で自分の家に取り入れるものをちゃんと意識しましたね。必要ない物は入れないというか、断捨離しましたね。

ミニマリストほどではないですかが、多分私シンプリストデス(キリッ

結構おすすめです、考える事がなくなるので、余計な思考がなくなります。

部屋が散らかっていて、ゴミ屋敷だったわけではないのですが、今までしなかった掃除を毎日するようになりました。

部屋の汚れは、心の乱れ…これあながち間違いじゃないです。

だからと言ってモノを持たないというわけではなく、好きなものを置く、好きなものに囲まれるという事をしました。

良い匂いを探すのお勧めです。気持ちが落ち着きます。

そして、その一環として植物を育て始めました。

植物と共存

引っ越しをしてから、今まで出来なかった植物との生活をはじめました。

したかった事をするというのは回復のカギだと思います。

私の部屋は植物がそれなりに生息しております。

植物や土いじりをしている時は発作出てきた事ないんですよねー。

もっと植物が好きになりましたね。

癒されます、癒し効果絶大です。

湯舟につかる

私シャワー派で、湯船につかってなかったんですよね。

お風呂が効果的と聞いて「それかも」と思い、当初は湯舟に入ったのですがが、動悸がやまなくなってパニックでちゃいましたね。

無理でした。

なので、今でもシャワー派です。

ただ、湯船につかる事で動悸やめまいが出る事は完全になくなりましたね。

たまにですが温泉にも行ったりしちゃってます。

湯舟につかる事は私には回復とは関係なかったかもしれません。

たまに入る湯舟(温泉)は効果あったかもしれないですね。

瞑想、そして禅へ

私は瞑想を「呼吸を感じるだけのツール」として使っていました。

吸う息がどこにいくのか、吐いた息がどこを通ってるのか。それをただ追う。その間、いろんな事を脳が語り掛けてくるんですよね。そして、こんな事考えるのかと吐く息と一緒にその余計な感情を吐き出すを繰り返してました。

一方で禅は「今ここにいること」を意識するもの。だと思っています。

この道で生きているものではないので感覚ですが。

禅には歩行禅、寝禅と、いろいろあるんですよね。今ここにいるだけを感じる。

私にとっては、瞑想が整える時間、禅が委ねる時間。

どちらもいい気分転換になりましたし、不安とい感情と良い距離を取れたと思ってます。

回復につながったかどうかは分かりませんが、少なくとも自分で「落ち着く状態」をつくれるようになったことは大きな安心につながりました。

今ここにいる感覚。すごくいいですよ。

生活習慣編

無理に何かをする、自分でない何かになった状態で生活する必要ってないです。

本当にあなたが喜ぶ事をあなたがしてあげましょう、まずは、いや、ずっと。

そして、あなたはどんな選択をしてもダメな事は一切ありません、出来ても出来なくても、どっちもOK。

甘々でいきましょう。

あなたの中に激甘甘太郎を爆誕させちゃってください。

激甘甘太郎

こんな感じで効果があったと確信できる事、効果があったのか分からない事、いい感じになった事など私の中でやってきた事を書き綴っていきます。もしかしたら、これらが全て噛み合って回復したのかもしれませんね。

まだまだあります。

次の話

※このブログサイト内に書かれている発言や文章は、パニック・不安障害(重症化)を経験した私個人の体験に基づく記録や感想です。医学的な根拠や治療効果を保証するものではありませんが、同じような状況にいる方にとって、少しでも気づきや手助けになればという想いで書いています。医療や薬を否定する意図はまったくありません。それぞれに合った選択があると思っています。症状や治療については、必ず専門の医療機関にご相談ください。

りんごの部屋

リンゴノヘヤ

この先は、「パニックリンゴ」にも書いていない、検索しても出てこない回復のリアルがあります。情報も、プライベートも、仕事での揺れも、心が折れそうになった瞬間も...、もっと私のありのままを綴っています。そして、クスっとなるような楽しい、笑える場にもしたいと思っています。音声も動画も。

パニック障害・不安障害で今を生きるのがしんどいかもしれないあなたが「自分だけじゃない」と安心できるように。ここでしか得られない小さな希望と、ささやかな気晴らしの場所です。

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