
実際に発作が出た時にどうしていたかの話
発作って絶望ですよね。
「死ぬことはない」といわれていますが、死ぬかもしれないと思わせるようなあの境地は経験した人しか分かりませんよね。
私も死んだことはありませんが、ただ、めちゃくちゃしんどい。
ちなみに私は、発作がおこるまで決まったパターンがあったんですよね。
私は大体これでした。
- まず 何故か不安を感じる
- 次に 手もしくは唇周りがしびれてくる
- そのあと 心臓がドキドキし始める
- さらに 動悸が速くなり息苦しくなり、発作に突入する
私は当時、いかに④に行かないかが重要でした。
④までいくと、何しても無理でしたね。また、④の発作までいかなくてもやっぱりしんどかったです。どっとつかれるし、生きた心地しないんですよね。
ただ、③でいかに食い止めるか!って発想にはなりませんでした。
③でいかに食い止めるとか!ではなく、そもそも、なんで不安が起きるの?と思って「根本的に①を起こさない」事に焦点を当て、そこを追求しましたね。
どうやって追求したのか、は「薬をほぼ使わなかった4年間で取り組んだ事と考え方」シリーズで話した通り。
ちなみに私は心療内科に行った2年前から今まで発作回数は0です。いって③で、これは1回あったかなくらい。
4年前はお話しした通り玄関を出ただけで起きてましたね。
夢の中でも発作の夢をみるくらいでした。軽いのも含めてほぼ毎日。
では、そんな私の発作に対する考え方をまず。
私の発作に対する考え方
発作に対していろんな方法が紹介されてますよね。
私もそれなりに試しましたが先ほども話した通り、私は「その場でどうにかする」という考え方があまりしっくりきませんでした。
そもそも発作で死ぬわけではない、でも、死ぬような思いをする身体って変じゃないですか。
そして、そこに対するアプローチって尚更、変と言うか。
もちろん否定しているわけではないですが、「発作に対するアプローチに力を注ぐよりも根本を整えたい」と思ったんですよね。
イメージで言うと、メンテナンスが必要な車にメンテナンスせずに無理やり乗って出発し、途中で止まったらその場で応急処置するような感じ。いやいや、まずはちゃんとメンテナンスしてから乗ろうよと。
だから私は「パーツを一つずつ整えるように」生活や考え方、自分にとってのストレスを見直してきました。
もちろん、私みたいに家から出れないくらいになったらメンテナンス中だろうが、乗らないといけなくて応急処置が必要だった日何回もあるのですが、それでもちゃんとメンテナンスを習慣づけました。
ちなみに、「発作」が起きるという事は、そのシチュエーションが無理な行為ではなく、「まだメンテナンスが必要だよ」と教えてくれてるサインだと。
たとえば電車で発作が起きたら、電車=発作が起きる場所ではなく「まだメンテナスがいるよ」と電車が教えてくれたすごく良い乗り物的な。この話は「どの程度の症状で、どのくらい回復したかの話」を読み返してください。
頓服薬についても、人それぞれですが効き始めるまで20分~30分かかると知り「それってもう発作終わってません?笑」と思ったくらいで、やっぱり「発作を止める薬」というより「発作が来るかもしれない不安を和らげるお守り」ですよね。
だから私は、「発作を止める」ではなく「発作が起きないように整える」。
それでも発作が出てしまったら「あー、まだメンテ必要だったか」と受け入れる。
そんなふうに向き合ってきました。
私がやった発作に対してのアプローチ
とはいっても、私ももちろん、①から④に対してのアプローチしまくってた時期あります笑
ちなみ④の発作を経験しましたが、発作が起きて、発作に対する方法を実践してパッとなくなる、瞬時に平常に戻るという事は一度も経験した事ないので、もしあったら教えて下さい。
私はどちらかと言うと①から③の段階でやんわりというか、しんどいけどまぁ紛らわせれるみたいな感覚で④に行かない様にしてましたね。
④に行ったらあきらめの方が強かったです。
では、私が発作が来てやったと事、発作が来そうになってやった事があるものを全て紹介します(覚えてる範囲で
私が「発作が来て」やった事
- 大丈夫と唱えまくる
- 吸うより、とにかく吐く
- ニオイをかぐ
- カウントを数える
- 近くのモノを一点集中でみる
- 坂本龍一の作品を聴く
- ツボを押す
- 何か飲む
- 別の刺激を与える
覚えてるのでここらへんですかね。
コンビネーションでやってたりとか。
多くは発作に対するアプローチは意識を向けない系です。ひとつずつ簡単に。
大丈夫と唱えまくる
そのままです。
発作が来たら「大丈夫、大丈夫」「大丈夫よ私」「大丈夫」「あー大丈夫」「ほらー大丈夫、うっ」みたいなかんじでしたね。
大丈夫って無理に押し込めるとなんか強く返ってきた感じしましたね。
大丈夫だったこともありますが、そうでない時もあった感じです。
吸うより、とにかく吐く
呼吸困難になるととにかく息を吸おう吸おうとするんですよね。
その時にとにかく吐く意識を持つことが大事。
12吸って12345678吐いてみたなカウントと感覚。
これいいですよ、けっこうすぐ楽になります。
ニオイをかぐ
私お気に入りの香水がありまして。
それを付けてましたね。
そして、発作が起きた時、かぐ。
いい感じに和らぐときもありましたが、「い..い..ニオ…イ…はぁはぁはぁ」みたいな時もありしたね。
カウントを数える
「やば、来た」と感じてから1からカウントしてました。
これは意識を単純で1234567とカウントするだけ。
もしくは数えれるものを探して数える。車とか、電柱とか。窓とか。
吐く意識と一緒にやってましたね。
ゆっくり数える。これコツです。
近くのモノを一点集中でみる
これは実況する感じです。
何か動くものではなく、動いてないモノを見てましたね。例えば、建物とか。
窓ガラスが1枚2枚とか、どんな色とか、どんな形状とか。気づいたら発作来なくなってましたね。
これはカウントと併用ですよね。
坂本龍一の作品を聴く
音楽は何でも良いと思います。ヘビメタでも、クラシックでも。
大事なのはあなたがその音楽に集中できる事。私は龍一の音楽を聴いていました。
楽曲にもよりますが、心静まりますよ、本物は。
ただ発作を抑える効果はありませんでしたね、個人的には。
ツボを押す
これ全く効きませんでした。何処のツボかも忘れました。
ツボよりも、ゆっくり拳を握るとかの方が効果ありました。
何か飲む
これは効果あった方だと思います。
私にとっては飲むというよりは、持ってるだけで安心してる時ありました。
外出だけでなく、ちょっとランニングとか、ウォーキングとかも飲み物を持ってましたね。
手放す時間もつくってましたが飲み物は結構もってましたね。
基本的には家や、ちょっとした外出は炭酸水(サンペレ)、ランニングは水かポカリ・アクエリでした。
別の刺激を与える
これ無意識にやってました。
これも効果あったと思います。つねるとか、拳を握るとか。
他には私左手首にヘアゴムつけてるんですけど、それを引っ張ては離し、引っ張手は離しみたいなパチパチやってましたね。
こんな感じです。
これが私がやった事のある発作が来てからのアプローチです。いろいろ試しましたね。
発作はしょうがないと思います。
私が思うに発作はただのメンテナンス必要サインであり、自分にとってのストレスを教えてくれるものでしたね。
無理せずゆっくりあなたのペースで身体を癒してあげて下さい。
発作が起きないためのアプローチと考え方
これは、「薬をほぼ使わなかった4年間で取り組んだ事と考え方」シリーズで全てい話していますので、良かったら読んでみて下さい。
きっと何か知らのヒントになると思います。


