
薬をほぼ使わなかった4年間で取り組んだ事と考え方【人間関係編】
私が回復のためにやってきた事
- 生活習慣は大事
- 食事で身体は出来ている
- 運動は最高の回復
- 【人間関係こそカギ】◀
- 日々、学び
- 思考という名の脳改善
私はパニック障害・不安障害と人間関係の良し悪しは密接に関係していると思っています。
医学的にどうかは知りませんが、発作が起こるのも発作が起きづらくなるのも人間がかなり関係していると私は実体験から思っています。
そもそも「乗り物とか場所とか人が多いとかそういったシチュエーションで発症する」という内容だけ見れば、原因はその状況と判断されますし、パターンでパニック障害・不安障害と診察され、そこが出来る様になるためにどうしよっかみたいな治療になる事多いと思うんですよね…(私が勝手に思ってるだけです
ただ、
私はそれ以前にその状況で発症せざるおえないストレスを蓄積した結果だと思っています。
そして、そのストレスの大半は人間関係じゃないかなぁって。
私はストレスの中心に本人も気づいていない人間関係の良し悪しがありました。
他にも、パニック障害や不安障害がひどい時は話をしていて息苦しくなる人とそうでない人がいたり。
身体って面白いですよね。
何気ない人との付き合いを「ストレス」や「苦しい」と身体を返して教えてきたりするようになりました。
私があんまり苦手な人がいないと思っていたのと、なんていうか誰とでも話せると言いますか。だからそ、それまで人と話していて感じた事のない反応だったので、良いサインをゲットしたと思ってましたね。
そして、実は人に合わせてる自分がいたり、その時はもちろん、私が私でなかったり。
これって自分の事、傷つけてるんですよね。人に合わせる必要ってありません。
必要以上に人との繋がりっていらないんですよね。
その中に私は溺れていたような…
私は自分の事を見返した時に、私にとって人との関わりはほぼ必要ありませんでした。
④人間関係こそカギ
今一緒にいる人、支えになる人、身近な人、仕事の人、知人、友人など、もう一度見直しました。
ラベルに頼って、そうでないといけないと思い込んでるだけかもしれないと思ったので。
何よりラベル・肩書に頼るのではなく、私がどう感じるかが大事だと。
そして、ラベルを張らないと続かない人間関係ははっきりいっていりませんでしたね。
安心できる人間関係に整理
生活習慣の改善で私はデジタルデトックスした話をしましたよね。
これは、私が人間関係を見直したからです。
私は極端ですが、人間関係ってなかなかストレスだなと思ったので、デジタルデトックスをしたというか。(LINEをやめた話)
家族、友人、親友、同僚、上司、社長、会社の仲間…ラベルだけではその人自身を理解する事は出来ないんですよね。ラベルで思い込むというか。
何が言いたいかと言うと、
- 家族だから分かってくれる
- 友人だから助けてくれる
- 親友だから大切にしてくれる
- 先生だから正しいことを教えてくれる
- 医者だから治せる
- 同僚だから味方してくれる
- 上司だから守ってくれる
- 生徒だから素直に聞く
- 恋人だから裏切らない
- 仲間だから支えてくれる
- 同じ趣味だから気が合う
- 同じ国だから理解し合える
- 家族だから愛してくれる
これらは決して、間違っているわけではありませんが確定でもありませんよね。
ラベルが先行した思考は、ストレスのもとになっちゃいます。
誰かといるならパニック障・不安障害はとくに「理解」が必要になるというよりは、自分自身を大切にしてくれているかと言う事がすごく重要だと実感しました。共存にしても、関係にしても
ラベル名に焦点をあてるのではなく、どういった人が大事か、どういった人と一緒にいたいかと言う事だけ考えました。
特に意識したのは「自分を大切にしてくれない人」との関係です。
自分が大切だと思う人ではなく、大切にしてくれてないと感じる人です。
大切だと思う人はあなたなりに大切にすれば良いと思います。
無理に連絡しなくてもいいし、幸せを願うでも良い。
ただ、大切にしてくれない人は見直した方が良いです。
私がパニック障害・不安障害になった時、「実はこういう人だったのか」という人、結構いました。
「職場で倒れた」「仕事が出来ない」「外に出れない」こういった時に大切にしてくれる人とそうでない人がくっきりわかれたんですよね。
そこから人間関係を一旦見直す必要があるなと、もしかしたらこれらがパニック障害不安障害と関係があったのかもしれないと。(もちろん、誰のせいでもない
仮になかなか切れない関係であっても距離感を大切にしたり。
私が特にこの障害になって人間関係で大切だなと思った事は、「身近な人を大切にしよう」「人の気持ちが分かる人間になろう」と他人軸に合わせる考え方よりは、「ん、なんかちょっと違うぞと感じる自分の心(直感)を大切にしよう」と思った事です。
要するに「居心地が悪いと感じる素直な気持ち」を大切にする事にしました。
「優しい人」「誰かを助けれる人」ではなくまず「自分を大切にする人」になろうと。
相手は自分の事を大切にしてくれてるつもりかもしれませんが、私がどう感じるかは私次第。
逆もしかりですよね、私が大切にしてるつもりでも、それを相手がどうとらえるかは分からない。
私が「あなたの直近の人を大切にした方が良いよ」と伝えても、あなたがその人との関係は心地悪いかもしれない。
だからこそ、自分と合う(大切にしてくれる)人と生きる。
その人をラベルで判断しない事をもう一度やりました。
私が連絡を絶った人の中には15年以上にもなる数少ない友人がいました。傍から見たら親友かもしれません。
「15年以上にもなる数少ない友人・親友」ってラベルだけみるとすごい信頼関係があって、大事な友達”感”でてますよね。
ただ、私がパニック障害不安障害になって彼から感じたのは「実は心地悪かったんだ」という直感で、距離を置きました。
もちろん、嫌いになったわけでもないですし、不幸になれとも思ってません。会いたいわけでもなく、会いたくないわけでもないそんな感じ。
この感覚は私がパニック障害、不安障害から回復するきっかけにもなったし、再度同じ道に辿る事はなくなる大切な感覚になったと思います。
ありがとう、パニック障害、不安障害
自分を大切にしない人は人生に必要ない(自分も含め)
この考えは、ちょっと行き過ぎてるかもしれませんが、私はこう思ってます。
自分が自分を傷つける必要のないって事です。
人は人がいないと生きていけない生き物だと思いますが、関わる人は選んだ方が良いし、他人を変えるより自分が変化した方が圧倒的に有意義です。
「大切にされてない」と感じる人=即悪者じゃないんです。
その人の良し悪しではなく、ただ自分とその時にその人との相性が合わなかっただけ。
「大切にされてない」と感じる人も、私に境界線を教えてくれてたし、「こういうのはイヤだ」って気づかせてくれる人でもあるので感謝ですよね。
大事なのは「今の自分にとって、その人といると心地良いか?」です。そして、その人といる瞬間が良い感じか。ワクワクするとか、笑顔になれるとか。
基準はあなたです。
ラベルや相手の言葉に惑わされる事なく、あなたがどう感じたか。
私は当時、自分の事を大切にしていませんでした。
食べ物も、睡眠も、人間関係も環境も、私の好きを大事にするというよりなんとなく生きていたそんな感じです。
食べれればいい、寝れればいい、住めればいい、一緒にお酒飲めればいい…
こういう生きた方をしていると、こういう適当な人が寄ってくることに気づいたんですよね。
類は友を呼ぶ、その関係が膨れ上がっていたようにも思える。
あなたがあなたを大切にしないと、あなたを大切にしない人まで呼び寄せちゃいます。
すごくスピ的思考ですが、周りを見て下さい、実際そうなってるんですよね。
なので、パニック障害不安障害をきっかけに名一杯あなたを大事にする事をおすすめします。
これは回復に大いにつながると私は実体験を通して思っています。
まぁ自然にわかっちゃうと思います、無理に繋がる必要はないと。
あなたが自分を大切にしはじめると、不思議と「大切にしてくれる人」がちゃんと残っていきます。
そして「大切にしてくれない人」は、そっとに離れていくし、関わりたくなくなる。
離れていく事は消して悪い事ではないです。
その人はその人に合う人に近づくだけ。
あなたはあなたと合う人と繋がるだけ。
あなたが自分を大切にし始めると、不思議と世界は優しくなります。
これマジです。
居心地よくない人間はとりあえず最初は避ける
症状がでて、ある程度自分の中で回復したなーぁと思えるまでは、居心地よくない人間はとりあえず最初は距離をおいてましたね。私にとって、居心地よくない人間は次です。
居心地よくない人間
- 口ぐせが否定・批判系:「でもさ」「どうせ無理」「意味ない」
- 話題が常に不安・不満:天気・政治・健康・人間関係など何でも悪い方向へ
- 人の成功や喜びを素直に喜べない:話題を下げる方向に持っていく
- 被害者ポジションが多い:「自分だけが損してる」感覚をよく話す
- 改善より愚痴を繰り返す:解決策を探さず、同じ内容を何度も
- 感情の起伏がネガティブ寄り:安心感より緊張や不安を周囲に伝染させる
パニック障害不安障害を経験して思ったのが、これらの人間と関わると回復しません笑
私はおすすめできません。単純に心地が悪い人間といて回復するとは思えなかったというか、気分悪くなるんですよね。
気持ちでもってかれちゃうんというか。ただでさえ、乱れてるのに。
パニック障害不安障害の時だからというわけではなく、関わらない方が良い人たちですが、特に神経が乱れて過敏になっている時はかなりマイナスに引っ張られちゃいます。エネルギーを吸い取られちゃうんですよね。
誰だって落ち込む事もあれば、しんどい時もあるし、弱音を吐きたい時だって、愚痴だってあります。
それを言ってる人間を変える事は出来ません。
なので、距離を取るのも大事。
パニック障害不安障害の特に土台作り期に、この手の人間と関わる事を私はおすすめしませんねー。
心地よくない要素を切る(人・モノ・情報)
居心地が良くない要素は決して人だけではありあません。
回復期は「私が感じる心地よくない要素を切る」こと大切にしました。
心地よくない要素って小石だと思ってください。
小石をどんどんあなたのリュックに積んでいっている状態です。
重いし、苦しいし、しんどくなりますよね。
マイナスな人・モノ・情報のどれか一つでも日常に入り続けると、自律神経はずっと緊張モードになり、せっかくの回復力が削られます。
マイナスな人は不安や愚痴を伝染させ、モノの散らかりは無意識にストレスを生み、ネガティブな情報は脳を危険信号で満たします。
まず減らす・避ける・距離を置く。私はこれをまずしましたが、単純に心地いい事を増やしていくだけでOK。
すると勝手に関わりは減るし、距離を置く事に繋がります。
生活習慣で話した「引っ越し」もそうで、前の家に置いてあったものは今ほとんどありません。まぁここまでする必要はないかもしれませんが、ここにきてパニック障害不安障害が回復したので良い効果しかなかったと思っています。
人間関係で忘れてはいけない事
他人を変える事は出来ませんよね。
パニック障害不安障害の時にたぶん3回は思う事があって、「分かんないよな」「理解してもらえないのか」です。
あのですね、こればっかりは経験した事ある人じゃないと分からないし、誰かに「分かってくれよ!」と思っても分かってくれるはまずありません。
理解はしてもらえなくても、回復します。分かってもらえる人よりも、自分を大切にしてくれる人。これはイコールではありません。
まずは、自分ファーストです。
自分が変われば、相手も変わります。
それが例え、変らないと思っていていた人も180度変わったりします。
自分が変われば、関わる人も、モノも、情報も、そして、パニック障害不安障害もすべて変わっていきます。いい方向にも悪い方向にも。
人間関係まとめ
私は人間関係を改めて本当に良かったと思っています。
まぁ、精神疾患の悪いイメージなのか人が勝手に離れていきます笑
逆に距離が近くなった人も。
人との関わりを完全に切る事は不可能ですが、自分を大切にしてくれない人との距離感を考え、あなたがあなたを大切にしようと思うとそういうプラスな人が寄ってきます。
それは、パニック障害不安障害の回復に大きく影響します。そして、再度同じ道をたどらなくなります。
私は人間関係をあらためて自分と向き合う期間ができ、パニック障害不安障害との付き合い方、人とのかかわり方が分かったような気がします。
有名な曲の一節をお借りするなら、we don’t care who seeです。


