私がやってきた事はこの4つが軸になってますの話

私の4つの軸を紹介します。

きっとあなたのヒントになるかもしれません。

私は、この4つをもとに不安と共存し、パニックを受け入れ、発作が起きないための行動をして、回復が進んだ気がします。

では、早速紹介しますね。

目次

そもそもこの4つが軸で回復がすすんだ話

この4つを理解しなくても回復出来ると思います。あくまで私の場合なので。

ただ、もしあなたが治らないと言い聞かせて嘆くだけなら、参考にしても良いかもしれません。

ではその4つを紹介します。

  • 戦いではない
  • 自律神経の安定は自分次第
  • ただ、気分が良いを意識する事
  • 回復しないであろう事はしない

ここが私の回復の軸でしたね。

といいますか、回復の糸口はここしかないと勝手に思っています。

これらを意識的にやるか、無意識的にこの状態にもっていけたか。だと

では、いきましょう

①戦いではない

戦わない事です。一旦、それが今の自分である事を受け入れちゃいました。

そもそも、不安とパニックって別の生物みたいな感覚だったんですよね。

「来た!!」「どう対応しよう!!」こんな感じです。

全て自分の事なのに。

思考は自分次第で敵にも見方にもなります。

だからと言って、最初から「はい受け入れます」なんてできるわけないんですよね。苦しいし、怖いし、「受け入れるかよ」って感じで。

でも、「…まぁ、これが今の私なんだな」って、ちょっと肩落とすみたいに思えた瞬間が私はあったんですよね。

「なんでこうなった?」「不安だ!」って毎回格闘するのやめて、とりあえず置いとく。

他にやることあるからちょっとごめんねみたいな感じで。

完全に悟るとかじゃなくて、「まぁしゃーない」くらいのノリです。

そしたら不思議と、楽に呼吸できるようになったり、来なくなったりと、発作の前兆ぽいのが来ても発作になりずらくなったんですよね。

不安って究極のかまってちゃんだと思ってて、反応すると大喜びして止まりません。

逆に、放置すると静かになります。そして、次第にこいつは構ってくれないなと向こうが悟りとどんどん現れなくなります。

戦わず受け入れ、放置、大事です。

もしくは不安をギュッと抱きしめてあげて下さい。hug yourself

②自律神経の安定は自分次第

パニック発作に対するアプローチはすごく大切だと思います。

ただ、私はそこが根本的な解決だとは思ってなかったんですよね。

その発作に対するアプローチが上手くなっても、あなたがストレスと思う事が解決されてない、自分がなぜパニック障害不安障害になったかという根本的な原因をなんとなくでも分かっていないと私は回復しにくい思っています。

だからこそ、それは自分でしか解決できないと思っていますし、選択はあなた次第です。

一般的に、不安障害・パニック障害・うつ病などで処方される抗不安薬やSSRI、SNRIといった薬は、乱れた神経伝達のバランスを整えてくれます。ただし、それはあくまで「薬が作用している間の安定」や、「薬の助けによる再調整」であり、薬なしで保てる安定とは限りませんよね。

もし、あなたが症状を発生する頻度が高いのなら、自律神経がずっと乱れていて、そこに薬を投じる、整う、ただ根本的にずっと自律神経は乱れているのですぐ症状がでる、薬を投じる、整う、すぐ乱れる…の繰り返しです。

薬前提の安定なので、そもそもボトルネックである自律神経の乱れる原因を改善しない限りは、症状は出るという事。

安定的に自律神経を整えるのは自分の生活、毎日次第だと私は思っています。

なんていうか、乱れた自律神経が薬でしか安定しないと思っていたらそのようにしかならない。逆に整うと思って行動してたら、良くなったりしちゃいますよね。

じゃぁ薬は何のためにあるのかといいますと、その薬を使って安定している間に、自律神経を整えるための生活改善やハッピーな日常を送るためのものだと私は思っています。といいますかそれしかないかなって。

なので、薬は安定している状態で生活改善や自分の事を再確認できる時間をくれるという最高のサポーターなのです。

ただ、その時間に、自律神経が乱れる事、改善をしないなら…またすぐ薬が必要になっちゃいます。

結局自分で何とかするしかない。

ポイント
  • 薬=バランスを取るための補助輪や支え
  • 生活習慣=自分でバランス感覚を鍛えるトレーニング
  • 支えがあっても、自分の力でバランスが取れるようにならなければ本当の安定はありません。補助輪があるうちは自分でバランスをとってるようでとってない状態です。

乱れた自律神経を安定させるのは自分の生活習慣、思考が全てで、その手助けをしてくれるのが病院だと思ってます。ここが一般的な風邪とは違う所かなと。

薬ありきの生活は私は悪くないと思っています。薬を使う事は悪ではない。

ただ、ここに辿り着いたのなら少なからず薬なしや薬のサポートを受けながら今よりも回復したいと思っているのではないでしょうか。

私がこの様な考えになったのは、私が薬を使わずに回復した理由が、生活習慣と考え方を徹底的に見直し、それを少しづつ自分自身で実行した以外ないんですよね。その結果、自律神経は自分で安定させられるんだと実感してます。

③ただ、気分が良いを増やす

まず、私は不安を考えるクセに気づく事からでした。

私の実体験なんですが、

  • よし、食材を買いにスーパーにでも行くか
  • んーーでも、人多いかな
  • スーパーのレジ並ばないといけないかな
  • 動機やパニックが来たらどうしよ
  • でもとりあえず行ってみるか
  • うわー今日アツいな、大丈夫かな
  • あーやっぱしんどい、どうしよ
  • スーパー着いたー、さ、何買おう、でもしんどいな
  • 入ってしまった、買うしかない(急いで選ぶ)
  • とりあえず早く出たい
  • うわ並んでる、ある程度ひいてから並ぼう
  • ちょっと違うとこみよ
  • まってもう無理
  • 食材戻して買わずに出る
  • あーーーーしんど

結局スーパーには行けたが何も買わずに出てきた経験です。

これ、発作も外的要因もないのわかりますよね。

ただ自分の中で不安が暴走して、発作が起きるかもと思い込んで脳を錯覚させてる状態。不安という名のエゴにコントロールされまくりなんですよね。

これが不安を考えるクセですよね。

パニック発作を経験すると不安が暴走しちゃうんですけど、発作を誘発させてるのは自分のクセだったんですよね。ちなみに私は100%でこのクセがついてました。どこいっても不安だらけでしたね。

まずは『クセに気づいた』事がすごく良い収穫で、そのクセを無理に直そうとはしませんでした。

戦わないという感覚と似てるかもです。

書き換える事もしないし、そのまま受け入れるだけで、反応しない。それだけ。

で、ここで大切にしてたのが、気分が良い事を増やすです。

反応しないを意識するを頑張るではなく、楽しい事、好きな事、気分が良くなる事を意識する。

楽しい、好き、気分が良いを増やすクセを付ける。

どんな局面でも、これをどんどん増やす事をしてました。

そして一緒に心地良いも増やしてましたね。

すると勝手に不安より先に楽しさとか、好きが入り込んできます。

すると、そのうち…

  • よし、食材を買いにスーパーに行こう
  • 何かおっかなー
  • うわ、めっちゃ良い食材あるやん
  • えーどれにしよ
  • よし、今日はこれできまりだルンルン
  • さっさと帰って料理にとりかかろう

こんな感じになります。まぁ極普通ってやつですよね。

最終的には好きや楽しいや、心地いいしか考えられなくなります。

上記で言うなら⑮であーーーーしんどの次に、⑯頑張った自分にスイーツ買おう♡とか。

具体的であればあるほど◎

④回復しないことはしない

回復するであろう事を意識する事めちゃくちゃ大切ですが、きりがなくって笑

私は土台作りの間は回復しないであろう事をできるだけしないようにしました。

逆に、回復しないであろう事以外は、全てしていいです笑

パニック障害、不安障害は回復するための絶対的正解はないと思っています。

ただ、身体が回復しないであろう事ははっきりしています。

なので、それをしない事。これです。

自律神経をあなた自身で整えるしかないというお話をしましたが、どのようにして自律神経が整うのかはあなたしかわかりません。万人受けする自律神経を整える方法はないという事です。

自律神経が整う方法=「自分にとって心地よくいられる事」だと思っていて、その心地よさはあなたしか分かりません。

これに加えて回復しないであろう事は避ける。

自律神経が整う方法、回復する方法を自分で探しながら、回復しないであろう事は極力さける。

では、その万人に共通する回復しないであろう事紹介します。

  • 睡眠不足・不規則な生活
  • 栄養不足や偏った食事
  • 過度なストレス・情報過多
  • 過労・休めない生活
  • 人間関係のストレス・安心できない環境
  • 体を動かさない

これらを極力避けるという事です。土台が出来るまでは特に。

ちなみにこれらを意識すると、パニック障害不安障害とか関係なく、人間として生き生き出来るようになります。

「今の自分を癒してあげる事、心地よくしてあげる事」に勝手に繋がるんですよね。

私は当時乱れまくっていて、そして、いとも簡単に発作が起こる状態だったからこそ、土台作りの間はここを徹底的に意識しました。私は意識したというよりは、自分を傷つける行為を止めたかったのもあります。

人間関係も、食事も、ストレスと思う物事も、全て。

唯一死ぬまで一緒にいるのが自分の身体で、自分を癒してあげれるのって自分しかいない。パートナーでも家族でも、恋人でも、親友でもない。って考えたら、自分の身体回復させてあげたくなっちゃいましたね。

とまぁずべてをするのなかなかハードかもしれないので、最初は、睡眠不足と情報の取りすぎ、この2つを意識するだけでも全然変わります。が、出来れば土台作りの間は全部意識した方が良いです。

この4つが結果として回復のベースになっていた

もちろん「絶対的な正解」ではありません。

ただ、あなたの回復のヒントにはなるかもしれません。

私はこの4つを分かっていなかったら、回復してなかったかもしれませんね。

回復期に私の支えとなった考え方であり、今、自分の身体を大切に出来てるベースになってるとも思うんですよね。

なので参考にしてみてはいかがでしょうか。

次の話

※このブログサイト内に書かれている発言や文章は、パニック・不安障害(重症化)を経験した私個人の体験に基づく記録や感想です。医学的な根拠や治療効果を保証するものではありませんが、同じような状況にいる方にとって、少しでも気づきや手助けになればという想いで書いています。医療や薬を否定する意図はまったくありません。それぞれに合った選択があると思っています。症状や治療については、必ず専門の医療機関にご相談ください。

りんごの部屋

リンゴノヘヤ

この先は、「パニックリンゴ」にも書いていない、検索しても出てこない回復のリアルがあります。情報も、プライベートも、仕事での揺れも、心が折れそうになった瞬間も...、もっと私のありのままを綴っています。そして、クスっとなるような楽しい、笑える場にもしたいと思っています。音声も動画も。

パニック障害・不安障害で今を生きるのがしんどいかもしれないあなたが「自分だけじゃない」と安心できるように。ここでしか得られない小さな希望と、ささやかな気晴らしの場所です。

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